052 My Revolution
月曜日ーー
大学の昼休み
もうすぐ午後の講義が始まる時間
爽やかな夏の風が教室に吹き込んでいる
茉莉花は教室の窓際の席で
ぼんやり外をながめてた…
「茉莉花~なに回想してんだよー?
と、夏生が来てとなりに座り
龍太やっぱ練習室でドラムたたいてたよー
今、チケット渡してきたー
そっちは?」
「潤から彩ちゃんの住所、聞いたから郵便で送るわ
コンサート、3日後だし間に合うでしょー
あーあ…私も速水瞬、見たかったのになー」
ノートと教科書をトンと机において
ごめんなーと、もうしわけなさげな夏生の横顔を見ると
うんうん、いいよーもともと今井くんのチケットなんだしー
今井くんの方が、よっぽどガッカリしてるはずだもんねー
と言って茉莉花は笑顔を見せた
夏生が瞳を閉じて三年前を思い返そうとすると
「でも2人にタダであげちゃうなんてもったいなくない~」
と、ちょっと低くめのトーンで茉莉花は、未練ありありだったー
「カネ、取ったらプレゼントなんねっぺぇ!」
思わず夏生は田舎のナマリが出たーーー
DATE:2008/11/06
昨日だか、おとといだかニュースを見てたら
日本と言う名の国が
どんだけ著作権が守られてないかー
が、宇宙の歴史に刻まれていたーーー
そのニュースはどんだけクリエイターやアーティスト達から
夢と希望とモチベーションを奪ったやら…
なんてねー、この事件と向かい合ってみたとこで
世の中を変えることはできない無力な自分を見るのがオチよね
でもね~もしも私があの曲の著作権を買い取った
音楽出版社の社長だったら(どこか知んないけどー)
あのニュース見たら、とりあえずタダで返しとくけどねー
てか、音楽を愛する者として彼の再起のため
持てる力、すべてを投資すると思うわーーー
って、失礼いたしましたーもうしわけございまへん…
んな、チカラねーわ
だけど…
人は、より深い絶望に落ちるほど
より輝くラフ・ダイアモンドを拾えると…
私は信じてるー
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