2009年2月24日 (火)

067

深夜0時…
関内のMidnight Flowersは
終電で帰る社用族が引け出し
お店勤めの人や夜型人間がわいて出て
帰る客と来る客でごったがえしてたー
7、8人がすわれるボックス席が20近くある
広い店内のステージ脇のボックスは
ステージが見えずらいため
なるべく使わないようにされてるが
秋桜は、そのボックスがお気に入りだったー
いつも自分の客が来たら真っ先にそこへ案内したー
今夜は…

「なんかー全然キャバに来たって感じがしねーんだけどー」

「あれーナツオくん
他のキャバとか知ってんの?」

くるみは夏生からバーボンをつがれ酔い始めてる

「実は俺たち、おじさんのオトモでいろいろ行ってんだー
茉莉花のてまえしゃべれねーけどー」

ステージ横のボックスには
9th WAVEの仕事を終えて
今井が夏生と龍太をつれて来てた
真ん中に今井と秋桜にすわりー
その横に夏生とゆりがー

「へー!ハツミミ!
もう茉莉花にしゃべっちゃうもんねー」

「あくまでオトモで来てんのに
本命にチャチャ入れられたら
この店、二度と来ねんじゃねー」

その向かい側で龍太はくるみと林檎にはさまれてた
「いつものメンツでキャバって言うか
打ち上げとかわんねーじゃん」
と、龍太は不機嫌そうによその席の女の子ばかりを見てた

「あっ、あーん!こぼしちゃいやーん!

秋桜はブランデーグラスを今井の口元まで持っていきー
飲ませてるのか、こぼしてるのか…

パパのオヒゲがこんなにヌレちゃったー!」

「ちゅうか、そこの2人だけキャバじゃねー」
と、夏生も茉莉花の名前が出てから、すっかりシラケてたー

秋桜は今井の口をハンカチでふきながら
「ねー、パパお願いがあるの~
ナツオくんに場内指名させてあげて~
せっかく来てくれたのにつまんなそうなの、もうしわけないしー」

「アキラ、話持ってくの上手いねー
場内指名の指名料も自分の売り上げのうちだもんねー」
ゆりは感心したのか、あきれたのか…

「いいんだよー
なっちゃんはカノジョいるんだからー」

「キャバに来て彼女いるからーなんて関係ないわよ
今、この店の中のお客さんだって彼女いる人いっぱいいるんだからー
ここでの出来事はここだけの秘密にすればいいでしょ」

と秋桜は夏生にトクイのウィンクをして

「ピンドンおねだりされるのと、どっちがいい?」
と次は今井の膝をさすったー

「しょうがないなー…」とシブシブ今井が言うとー

「たしか、茉莉花に感じが似てる子いるんだよねー
名前なんて言ったっけかな…

あっ!ボーイさん、場内指名おねがい!

と秋桜は通りがかりのボーイを呼びとめ

あそこの黒いドレスの…
たしか、マイちゃんて言ったよねー」

「かしこまりましたー」
と、ボーイが足をはこび声をかけたのはー

さっきから龍太がチラチラと目で追ってた子だったーー

DATE:2009/02/24
090224

横須賀の港はめちゃめちゃ淋しい…
夜景ファンの私としてはー
長時間、風景にひたりたいんだけどー

♪あなたに会えないー
この街を今夜ひとり歩いたー♪

こないだの難破船がーアタマの中で流れてきてーー

グアイが悪くなった…

カラオケもとうぶん行く気にならないだろうしー
なんか他に現実逃避するいい方法ないかしらーー?

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2009年2月17日 (火)

066

薔子の部屋の目ざまし時計は4時をさしている

「あーよく寝たー
もう夕方じゃんー」

ベッドからおき出してー
そう言えば昨日、朝まで彩、帰ってた来なかったけど
何時まで仕事してたんかしらー?

ドアを開けキッチンの方を見ると
彩がテーブルでマンガを描いている

「あら、薔子いたんんだー
帰ってこないから外泊かなーって思ってたー
薔子の方が先に帰ってたんだねー」

「もしかして、あんた帰ってからずっと
漫画、描いてたの?」
ツカツカと彩のそばまで歩き

「うん、六時頃帰ってからソッコウ取りかかったわよー」

薔子はガタンと冷蔵庫を開けて
「ちゅうか、あんた漫画やめたんじゃなかったっけ?」

「転職したばっかでいろいろ大変だったから休んでただけー
やりかけにしたままでやめらんないしー」

缶コーラをプシュッ!と開けて
「まぁ、仕事はちゃんとやってんだから
モンクないけどねー」と言いながら
薔子は後ろから彩の絵を覗き込み

「ちょっと!あんた!その絵ひどすぎない!!
いくらギャグだって言ってもさー
やっぱ、あんたやめた方がいいよー」

コーラを飲みながら向かい側の椅子にすわり

「下手だからって、いい加減に言ってるんじゃないのー
悪いけどーあんた芽、出ないよー
私くらいのレベルになると一目、見て
その人がどこまで伸びるかわかるのよ」

薔子は彩が怒るかと思ってたがー

「私もわかってる…

才能ないよね…」

静かな声で彩は言った

「たかだか16ページ描くのに
こんなに手こずるなんてー
自分でも、びっくりしたわ」

「ムリなことわかったんなら、もうやめりゃいいじゃん
もともと漫画、好きでもないくせに無理して頑張っても
あとでこの世界の厳しさ知って
諦めた時には何も残らないよ…
後悔する前にやめちゃいなさいー」

と薔子はコーラをゴブゴブ一気飲みした

「でもねー

それがねー

たぶん、もう

やめらんないのかもしんないー」

というと彩はペンを置いて
自分で自分の右手をつかんだ

「あの手の感触が残ってるから…」

そして、そっと瞳をとじてー

「きっと一生、消えない気がしてるの…」

自分の右手をさわり、瞳をとじ
そして、ほんの少し微笑んだ彩を見て
薔子はー

「あんたさー
アタマ、やばくないー?」

と呆れた声で言い
空になったコーラの缶をパコパコと握りつぶしたー

Photo

DATE:2009/02/17

先週、行き遅れた(どこに?)友達、雛ちゃんと
行って戻ってきた(どこから?)友達、エリナと
バレンタイン前に神頼みに行ったー
どこ?ってー
かけこみ寺よ…

そんで、それぞれ片っ端からオトコにエサ投げて
何が釣れたか後で報告しあいましょ、とか
ベシャりながら土産物屋行ったらーーー
おき物のおじぞうさんが売られてて
いっぱいあったのに、一人だけ
私に微笑みかけてきたから (気のせい、ってかノイローゼ)
つれて帰ってきた…

ついでに金運が良くなるお守りも買った
小瓶の中に金のウンコが入ってるんだけどー
写メ、ピンボケでわかりずらいかなー

そんで、例のごとくボイトレとしょうしカラボに行ったら
何も釣れなかった場合の心境さきどりちゅうことで
失恋ソングの特集をすることにしたー
二人とも普段、明るいのしかやんないのにねー
出るわ出るわ、スゴいの知ってたんだねー

いちお、言い出した私からやれってー
序の口はソフトにとかって言って
難破船をやらされたけどー
明菜ちゃんの歌ってキーが合わないから
地声でやったらソフトどころかー死にそうな気分なったわ…

次にどっかから戻ってきたエリナが失恋ソングの定番よーって
恋人よ~だしー

♪この別れ話が冗談だよと
笑ってほしい♪

その(恋人)知ってるだけに笑えないからー

いつもノーメイクの行き遅くれた雛ちゃんの
化粧とかーー!!
シャレになんないしー

♪バカだねーバカだねー
愛してほしいと思ってたなんてー♪

曲の途中で「淳子の方なの?みゆきなの?」
ってエリナから聞かれても、そこまで私はクベツつかないわよ!
けんどー歌詞、キョーレツすぎー!!

♪バカのくせにーあぁ~
愛してもらえるつもりでいたなんてー♪

トドメさされたって感じしたわー
もうオトコにメールする勇気なくない~?
ってーほとんどヤケクソなって
私の今の心境に1番近いのはこれよーってー
ケイウンスクのすずめの涙を歌ってみた
挙句の果てに演歌だからー

気を取り直しましょってんで
最後に二人の 〈はじめて〉 を聞いたけどー
逆に泣けたしー

しっかし今、思い返すとーひどいエヅラだったわよねー
あの特集は永久に封印だわー
いちお報告しとくと私は、いっこも!!
メールの返事がありまへんでした…

でも、二人の協力で失恋気分のピークはもう過ぎ去ってたしー

二人のおかげで、一つ詞ができたしー

めでたし、めでたしよー(?)

ありがとね♪本物の女神たち…

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2009年2月14日 (土)

065

みんなが黙って見てると
煙をひとふきしてジュオンは…
「行ったら女子高生とハッテンできっかもしんないぜー」

「なにー!女子高生ー!!」と、三人は同時爆発した!

「彩、写メ見してやれよー」

「あっ、そういえば今週みんな来るって言ってたなー」

彩がこないだのライブの時にみんなで撮った写メを見せるとー

065

「俺、右のほっぺ赤い子、好みー!」

「俺、はじのNANAっぽい子、好みかもー!」

「俺、全部、くいてー!」

と、オタケビながら三人は携帯を取り合った

「ヨッシ!週末、横浜行こうぜー
俺、レンタカー借りて運転すっから
ベイブリッジ、女子高生とドライブしようぜー」

「それってラブワゴンじゃねーかよー!
女子高生とあいのりしてーーー!」

「俺、実は前からランドマークのラウンジ
行ってみたかったんだよなー
女子高生誘ってみようぜー」

「いいねーそれー!!
ランドマーク、部屋とっかー!」

それを聞いて彩が
「部屋ってー|ー
話、早くないー」

「遅すぎだよ!
肝心なこと言うの!!」

三人はさいそくもされてないのにさっさと
それぞれ二千円をだした

「ったく!彩ちゃん!
早く言ってくれればいいのにー」

彩はチケットを三人に渡し
「いったい、その変わりぶりは何なの?」
と、ジュオンを見ると
ジュオンはカウンターに背を向け
タバコをもみ消しながら
ニヤッと彩に微笑んだ…

「横浜っつったら中華街だろー
女子高生とエビチリくいてー」

「ベイブリッジが見えるのって
港の見える丘公園だっけ?
女子高生とロマンチックにひたりてー」

「あの~、ライブ行くんですけど…」と言ってみたが
横浜ツアー計画は彩そっちのけでねられ続けたー

「ライブって何時までだー?」

「あれ?観覧車って何時までだっけ?」

「いいね!!コスモクロックに横浜キャンドル!!
ライブはチラミでひきあげて
女子高生と観覧車、行こう!行こう!」

彩はチケットは売れたが逆にちゃんとライブを見れるのか
不安になってきたーー
「しっかしーみんな女子高生、好きなんだねー
自分も、こないだまで女子高生だったくせに…」
とつぶやくと
三人はソウダチして

「彩ちゃん!!!!
それ!!絶対!!秘密なー!!!」

そのオタケビのけたたましさに
思わず彩は耳をふさいだーー

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2009年2月10日 (火)

064

新宿2丁目の樹音には
ジュオンの体育大時代の後輩が飲みに来てた

「ねー大野くんー
ライブ、行こうよー」

「彩ちゃん、ねばるねー
さっきから、そればっかじゃん」

「そりゃ、好きな男のためだもん
ねばるよなー」

「桜井君、わかってんだったら協力してくんない~?
ちょうどチケット三枚あるしー
ねー、松本君も行こうよー!」

064
「無駄な協力できっかよ!
相手、ノンケだろー
みんなが手つなぐからしかたなし
手、握られただけで喜んで
なさけねー
彩ちゃんがそんなことしてやったってさー
むくわれねーんじゃねー
どうせ、音楽やってる男なんて
チケット買ってもらうために
いろんな女だましてるぜー
おまえだけだとか言いながら
あっちもこっちもやってるよー」

彩のクドさに切れたのか
松本は毒を吐き出したー

「滝沢君は硬派ですー」

「コーハー?っつったって、いつ彼女できっかわかんねーだろに
そしたら、いつもチケット買ってくれっから
彩ちゃんには秘密にしとこーてことになんだし
自分が知らねー間にこっそり付き合ってて
だいぶたってから知りましたーなんてなー
よくある話だろーー
彩ちゃん、もっと自分を好きになってくれる人いると思うぜ~」

どうやら体育会系のオナベたちには
音楽やってる男、イコール軟弱で好感を持てないのか
辛辣に反論され彩は消沈した

「俺も、そんな純愛してみてー」
グラスを布きんで磨きながら、ジュオンが

「いつのまにか、
こいつは落とせるってやつにしか
目が行かなくなったけどさー
それって純粋に人を好きになれなくなったんかもなー
彩がその男のどこに惚れたんだかー
おめーら!週末、見に行って来い!
これは先輩からの命令だぞ!」

「えー!
いくら先輩の命令でも
気がすすまねっちゅーかー」

「横浜まで、くり出す気にゃなれねーな…」

「それに俺たち音楽、興味ねーし」

あっさりと三人から先輩としての命令をキョヒられ
ジュオンはグラスをおき背中をむけ
いつもは仕事中に吸わないタバコに火をつけた

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2009年2月 7日 (土)

063

063

登りの湘南新宿ラインはすいている

彩は隅のシートにすわり
自分の右手をみつめてた

滝沢君の手…
あったかくて力強かった

今でも、はっきり感触が残ってる

あの時…生まれて初めて
人とつながれた気がした…

DATE:2009/02/07

このページは、このストーリーのひとつのポイントになってるかなー(?)
今、思えば彩が自分の人生の交差点を曲がった瞬間だったかもー
いつもはポイントはラストにもって来てネットで非公開だけどー
V.13になってからーくぎりをどうしてくか、まだよく考えてないしー

がんばれー
私はその言葉に弱い
好みのタイプから言われたら必ず魔法にかかるー

って、本当は頑張るのなんて全然、好きじゃないんだけどねー
マイペースで心穏やかに生きる方が好きだしー
4、5年前(?)半年間くらい(?)誰も好きじゃない期間があったんだけどー
片思いも、気になる人もいなくて、過去の恋や失恋も引きずってなくてー
心の中に誰もいない状態…
毎日、こころ穏やかで
ふと立ち止まって、風のにおいに微笑んだり
子供の時みたいに形を変えていく雲をずっとながめてたり
夕暮れの時間をあじわいたくて、ふらふら散歩した…あの夏ー
幸せだったなーなんて
この世には安住の地ってのがあることを初めて知ったー

ここしばらくー
がんばれーなんて言われてないしー
めでたく(?)あの頃に近づいている気がしてる…

だけどねー人生、折り返し地点過ぎて下り坂に入ると
常に歩く風景に自分の死に場所が視界に入るようになる…
人は安住の地へたどりつくため、この世に生まれて来たわけじゃない
誰かと出会い、何かをなしえるため…
苦しくても誰かのために頑張っている時
孤独から開放され人とつながっていることを感じられる
そしてその時、不可能を可能にする希望が生まれるー

…とは言ってもねー
今後、二度とがんばれって言ってくれる人がいない場合も
考慮すべきかもしんないわねーーー

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2009年2月 2日 (月)

062

横浜駅につき、電車を降りたふたりは
ホームから階段を降りていた

「おめー乗り換え、何線だぁ?
へんとう腺か?リンパ腺か?
あっ!おめぇ前立腺だったよなー」

クスクスとまだ、周りで笑ってる人がいたがー
不思議と、彩は周りが気にならなくなっていた…

「湘南新宿ラインですぅ!
今から仕事だしー」

「あっ!そう言えば
おめぇ、二丁目のホモバーに転職したんだよなー」

「オナベバーですぅ!
じゃなかった、カクテルバーだったー」

コンサートが始まる前に龍太が言った
「俺、まわりからオカマとデートしてるとか思われたら耐えらんねー」
という言葉で彩は拓也とはじめてデートした時
レストランでニューハーフなのがばれて
周りの視線にたえかねてた拓也を思い出し
龍太とももう無理だと感じたけどー
実際には龍太は周りの視線は気にしないタイプなのが
一緒にいてわかってきた

「あっ!そうだー
次のライブのチケット売ってもらおうかと思ってたんだー」

「はっ?
次のって持ってんだろ」

「今から店に行くからさー
お客さんに買ってもらおうかななんてー
てか一緒に行く人探さないと、ひとりじゃ行きずらいじゃん」

「じゃ、買ってもらおうかなー助かるなー」
俺、毎回一枚も売ってねーし」
龍太はバックをガサゴソしてチケットを探した

彩は財布から六千円出し
3枚くらい買っとこうかなー
と言って龍太が出したチケットと交換した

「私、今度から、ずっと
滝沢君からチケット買うねー
私はブルージャスミンのファンじゃなくて…」

062
DATE:2009/02/02

もうすぐバレンタインなのよねーーー
でもまさかねー手作りのチョコとか? ! ?
やっぱバレンタインには手編みのセーターーー? ! ? !

ご要望があれば全力疾走する気持ちはあるんだけど

ご要望がなければイヤガラセと思われかねない

過去を振り返れば今、出来る愛すること
全力をつくさなきゃ後で後悔するってわかってるけどねー
あんな方法あった、こんな方法あったって
後から思いついたりするけどー
実際には、その時に思いつくアタマを持っていない
ってのが過去を見てわかる現実なわけでーーー

あと2週間…
ご要望、ないであろうこともわかってるしー

この際、ご要望あれば誰でもいいわー
くらいになってくるわよね…

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2009年1月20日 (火)

061

駅につき、ホームへ降りると
横アリ帰りの人たちでごっかがえしてる

「夢なんて、みんな持ってるさー
大小、差はあっても人に言わねーだけでさ
おまえだってあんだろ!!本当は男なんだからー」

なんとか電車に乗り込んだが
かなりの混み具合で
二人は並んで吊り革にぶら下がった

「こないだまで無かったけどね
最近、見つけかけたかなー
夢ってゆうか目標かな
漫画家になりたいなーなんて」

「ダッセー!!!
おめー俺よりダセーな、オタクかよ!
漫画ってネクラの代名詞だぞー!」

「そんな風に言われると思わなかったー
ひどくないー!!
他に出来そうなことなかったんだもん
しょうがないじゃん!

滝沢君と出会って
私も何かができる人にならなきゃ!
って思ったから始めたんだよー」

「てか、それムリなんじゃねー
今頃はじめたってー
おまえーネクラでオタクでオカマで
三重苦だな!!!」

満員の電車の中で
クスクス笑い声がおきたー

「ほらー! 2階席で1番、最後に手つないだ二人でしょ」

ざわめきの中で聞こえてくる声を
龍太の目が探してた

「なんかコンサート始まる直前に
オカマってバレてケンカしてたってウワサだよー」

その、ささやき声に全然違う場所からギャハハと笑いがおきた

ガラスに映った顔を赤くして、うつむく彩を見て龍太は

「三重苦どころじゃねーかぁ…
おめぇ、何重苦あんだぁ?」

「ねぇ、電車の中で、しゃべんのやめないー」

「ハッ? なんで?」

「なんかジロジロ見られたら、やじゃん…」

「ジロジロ見られる?
おまえ、そーゆーの何てゆうか知ってっか?」

龍太は、うつむき顔の見えない彩を見おろし

「自意識過剰っつうんだぞー!」

ブッ!っと、どこかで吹き出す人がいたが

「誰も、おまえがオカマだから
男だからって、へとも思っちゃいねーよ」

龍太はしゃべるのをやめなかった

「たかだか化粧したからー女装したからー
そんだけのことで
人が注目してくれるなんて思うなよ!」

窓の外に視線を戻した龍太は
遠いまなざしになっていた

「どーせ、うわっぺりだけ
キレイに見せようなんてコンタンのヤツは
カラッポで中身のねーヤツだってなー
人は思うもんなんだよ…」

「そりゃ、そうだろうけどさー」
ぼやき加減で言う彩の言葉が終わる前に
龍太の言葉がかぶさる

「だけど俺は違う!」

その言葉に彩が顔を上げ前を見ると
ガラスに映った龍太が
まっすぐに自分をみつめていた事に気づき
ハッ!としたー

「周りがみんな、おまえを見下したとしても
俺はおまえがちゃんと目標、持って生きてるって
知ってるからなー」

61

DATE:2009/01/20

先月あたりから、かなりハードワークになって
毎日、仕事づくめで過ごしてると
だんだん幸せってなんだっけ~~みたいな…
なんのために生きてんだか見失ってくみたい~になるのが
ある種の自然の流れよねー

マンガやるにも横浜駅の中の背景が必要かな(?)と思っててー
足止め状態みたいになってたからー
3日前、仕事が夕方あがりで次の日、昼出勤だったんで
横浜のオ○マの友達を呼び出して背景の撮影をしたー
てか、久々の再会で話が盛り上がって撮影なんかテキトウだったけどー
で、盛り上がりついでに、そのまま友達の家まで遊びに行った
部屋でダンスレッスンしたり(マジだし)
めちゃめちゃ楽しくなって、やっぱ友達って大事だなーって思ったし
泊まってけばーってお言葉にあまえることにした

そんじゃぁ、ってんで二人でコンビニに買い出しに行って
本のコーナーで(男心を手玉に取る方法)ってタイトルの本をみつけて
ギャハハと爆笑したー
こんなタイトルの本、買ったら人格疑われるよねー
と言いながらオ○マの友達は手にとりパラパラ見てた
私は〈霊が写り込んだ動画〉って本をみつけて
DVD付いてるし、これ一緒に見て爆笑しないーって横を見たら
オ○マの友達が(男心を手玉に取る方法)を真顔で読んでた

結局、オ○マの友達はその本を買って
案の定、店員に本と顔を二度見され
家に戻るとDVDを見るまもなく
オ○マの友達に電話がかかってきた…

どうも彼氏らしいしー
オ○マの友達はコンビニ袋をガサゴソして
(男心を手玉に取る方法)を取り出しパラパラめくりながら
幸せそうにしゃべってたー
どうやら彼氏が今から家に来たいらしい
にわかに、そろそろおいとましようかしらーみたいな雰囲気になって
まぁ、いろいろ実践したいこともおありでしょう…と気を利かせ
私は撤収したーー

そんで3日過ぎー
今日もハードワークから、ぐったり家にたどりつき
再度、幸せってなんだっけーなんて思ってたら…
バックから〈霊が写り込んだ動画〉が出てきた

こーれ、1人で見んのーー
怖ぇ~から…

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2009年1月10日 (土)

060

60

「アンコールの曲めちゃめちゃ良かったねー
私、あーゆーバラードで2番のあとの間奏から
ドラムがブレイクして入る曲ってチョー好きー」

コンサートは終わり
二人は駅へ向かう人並みの中を歩いてた

「速水瞬があんなにスゴイと思わなかったー」

「ずいぶん気に入ったみてーじゃん
俺のドラムとどっちがスゴかった?」

彩が速水瞬を気にいったせいなのかー
龍太も笑顔を見せてたー

「そりゃ滝沢君だよー
アンコールの曲も
あー、これが滝沢君のドラムだったら
もっと心に響いたのにーって思っちゃったー」

「オカマちゃん!!
手つないでもらえて良かったねー」
と知らない人が後ろから声をかけ
振り向いた、龍太の目に
横浜アリーナが映った

「俺も、あのステージでいつかドラム叩いてみてーなー」

と龍太は人並みの中で立ち止まり
少し後ろを歩いてた彩も立ち止まった

「俺さー、こないだまでバンド何年もやってたこと
かなわねーことにマジになってアホだったって思ってた

でも叶うとか、かなわねーとか関係ねーし
好きなもん無くしちゃいけねーよな

夢持ってるって男にとって絶対、大事だって気付いた

夢なくしたら何やっても、おもしろくねーし
いろんなことにムカつくし笑うのも忘れてく

こないだまでの俺、サイテーだった…」

横浜アリーナをみつめ語る
龍太の横顔を彩はみつめた

「あー、早くライブでドラム叩きてー」

ふたたび背中を向け歩き出した龍太の背中を
彩は、まだ立ち止まったままみつめてた

「こんな語って
俺、ダセーよなー?」

頭をかきながら振り向き
龍太が彩に聞くと

うんうん、と彩は首を横にふり
小走りで龍太に駆けよった

「今日、発見したよー
横顔
カッコいいー」

「俺、カッコいいキャラじゃねーんだけどー
おまえ男見る目、ズレてんじゃねー」

「私、滝沢君と出会ってから
男の人を見る目すごく変わったよ

前はエリートっぽい人が好きだったんだけど
自分が人生ふみはずしちゃったからさー
パリッとスーツ着て堅実に生きてるって感じの人に
憧れたんだけどね

今は白いTシャツにジーパン、スニーカーで
かざりっ気ない人がカッコよく見えるようになったの
不思議だよねー

あと男、見たら必ずチェックするようになっちゃったー

夢を持ってるか…」

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2009年1月 9日 (金)

059

DATE:2009/01/09

…そう言えば、すっかり忘れてたけどー

新年あけまして、おめでとうございますheart04

ごあいさつが、おくれて大変失礼いたしましたー

今年もよろぴくお願いしますhappy01

59_2

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2009年1月 8日 (木)

058

今のは、もしかしたら
いつもファンレターをくれる
ジョディーかなー?
だとしたら嬉しいなー

ジョディーも『男同志になりたくて』を出してから
ファンレターくれるようになった女の子で…

ミコリンが大好きでー

いつもミコリンのドラマを楽しみに見てて
相手役の気持ちを、わかるーわかるーってね
ドラマばっか見てないで自分も恋、しなよって返信したら

私はドラマの中でしか恋ができないから…って

あるドラマで
レズの女の子が出てきて
どんな話だろうって毎週ワクワクして見てたら
ミコリンに親友になりすまして近づいて
実は裏で恋の邪魔をする最低キャラだったー

ひどい話だよねー
まぁ、その作者は同性愛が嫌いだったんかしんないけどさー

それを見た時のジョディーからの手紙にー

一生、人を好きになるのはやめようと思ったって

・ ・ ・

私ね、あの時
メチャクチャくやしくて悲しかったよー

そして私にできることはなんだろうと必死で考えて

この曲を作ったんだ

『見えない絆』

58

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2009年1月 4日 (日)

057

57
この曲がきっかけで
いろんな人から悩みを打ち明けられるようになったな~
今までフツウの女の子のファンだと思ってた子が
私、実はレズなんですーってカミングアウトされたり
悩みを打ち明けられたあと
瞬の曲で希望を持ったよって言われるようになった
それまで知らなかったけどレズっていっぱいいるんだね
みんな人に言えないだけでさ
実は今、この会場にもいっぱいいるんだよー

え゛ー!!(会場、騒然となるー)
ヤベェ!ばらしちゃったー!
ってか、ぶっちゃけちゃいなー!!
女が女を好きになったっていいと思うよー

瞬のことばをキャッチして、ひとりの女子が叫んだ!

私!女が好きです!

よっしゃー!!!!
よく言ったー!

オー!
いいぞー!
(会場は声援で盛り上がった!)

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2008年12月30日 (火)

056

私の3曲目のシングルだった
『男同志になりたくて』聞いてもらったけど
この曲、発売当時は全然、売れなかったのに
今だにリクエスト多いんだよね

ウォー!!(会場中もりあがる)

サンキュー!

私にとっちゃ、そうとう昔の気持ちなんだけどー
みんな知ってるとは思うけどさ
私は、こんな男みたいだからー
デビュー当時、オナベ疑惑が広まって
事務所から髪をのばせとかスカートをはけとか
やかましく言われて…
そんでオナベ疑惑はらしゃいいんだろー!つって
中学時代の思い出を曲にしたんだけどー

それまで、デビュー曲とかファーストアルバムとかは
瞬の詞、大好きだよーとか
この歌の気持ちってーわかるーとか
私も瞬と同じこと思ってましたー
みたいな共感が多かったんだけどー

この曲、出してから
シュン!がんばれ
ってライブ中はげまされるようになって…

ガンバレー!

シューン!

のぶとい声、サンキュー

最初は女なのに女のファンしかいなかったのが
男もチラホラ来るようになってー

ファンレターとかももらうようになったんだよね
瞬さん、頑張ってください 応援してますーって…

オオ!

応援してんぞお!

ありがとう!

そんな、はげましにこたえたくて
この恋が十年後どうなったのかを
曲にしたのがー!

ウォー!!!

『1番大切な人』

56

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2008年12月25日 (木)

瞳ひらいて

20081225
DATE:2008/12/25

最近ずっと川嶋あい聴いてたけど
今日の『瞳ひらいて』は、みつきですー
今年のクリスマスの思い出に(?)
みつきのカラーを買ってみたけどー
かなりレベル高いー!!
名作と呼べるアルバムかもしれない

それもそのはず作家陣が、すごいー
コブクロに矢井田瞳、竹内まりや…
どんだけスゴい大型新人なわけー?
みつきってー
一度もテレビで見たことないんだけどー
『瞳ひらいて』も川嶋あいとまた一味違って
透明感ある歌声でいい感じだしー

それにしても、こんな風に川嶋あいの楽曲を
他のアーティストたちの楽曲と一緒に聴いてみると
1人だけ別格なのがわかるーー
聴き比べてしまうと人格が見えてくるーー

これだけ名曲ぞろいのアルバムだけど
三年後、十年後…

百年後・・・

人が、もう一度、聞きたいと思う曲は
『瞳ひらいて』だけだろう…

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2008年12月17日 (水)

I wish

神様のライブに行って
あらためて誰かのファンでいることは
大切なことだなーと思った

それは真っ暗の中で道に迷い
立ち尽くした時
私を導いてくれる
たったひとつの希望になる
星のような存在
だから英語ではSTARなんだねー

目標も持たず、ゴールもめざさず
河の流れのように穏やかに生きれたら
それで幸せだなんて
疲れ果て力尽き挫折する時が
これからの私の未来に
何度も来るだろう

そんな時
心から好きだと思える人がいたら

何度でも
歩き出せる

願わくば
私の神様が
永遠にステージで
ライトにてらされますように…
D1000041

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2008年11月27日 (木)

チョーびっくり~

寒くなったしコート出して着てたらsnow
ポケットからドラゴンボールが出てきたsun
なんかいいことありそうな気がするhappy01
と思ってたらーsign03
shineなんと伊藤由奈が出現ましたxmas
本物じゃないよbleah
NEWHALFの方のENDRESS STORYを歌ってくれる人
みつかったよ~present
D1000025

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2008年11月23日 (日)

054 ニホンノミカタ

3日後ーー
横浜アリーナには長い行列が
その列の中を彩は歩いてたー

やっと入り口、見えてきたよー
速水瞬がこんな人気あるなんて知らなかったしー

入り口に張られたポスターを見上げてー

どう見てもオナベよねー
ジュオンちゃんがあれはレズタチだ!って言ってたけどー
レズのオトコ役とオナベの違いってどこで見分けんのかしら…

チケットは2階1列35--
滝沢君…まだ来てないよねーー
めちゃめちゃ緊張してきたわ!

会場に入ると、まだまばらな客入りで
階段を降りかけ、彩は一瞬、足を止めたー

大好きな人の背中を見つけ緊張よりも喜びが
心の中いっぱいになるのを感じ小走りでかけより
すぐ近くまで来て声をかけた

「滝沢君、もう来てたんだ♪」

龍太は振り向きおどろいた顔をしてた

早かったんだねーと言いながら
彩が隣の席にすわりかけると

「なんで!オマエが来んだよ!」
その顔は怒りの表情に変わってた
ほとんど怒鳴り声に近い

「なんでってー!?私が来るの聞いてなかったの?」

「聞いてねーよ!
ナツオが急に行けなくなったって言うから
もとは茉莉花と行くはずだったんだから
茉莉花が来ると思うだろがよー

龍太は右手で後頭部をおさえ肘をつき
彩に背中を向けた

それが、よりによってー
となりにオカマが来るなんてよー」

バケツの水でもかぶったみたいに
今までの龍太を好きな気持ちは消えた

ガッカリさせたのはもうしわけないけどさー…
オカマが来てムカついたんじゃなくて
好きな人が来なかったことのハライセじゃん
滝沢君が、そーゆー人だったなんてー
こっちだってガッカリしたっちゅーの…

「ったくよー
おんめーとかかわると、ロクのことねーんだかんなー
こっちまでホモあつかいされるしよー
俺、まわりからオカマとデートしてるとか思われたら耐えらんねー」

ダーハッハー!

後ろから何人かの笑い声が聞こえた

「てめーまわりから絶対、オカマってばれないようにしろよー」

ギヤーハッハー!

笑い声はさらに増えた

「ちょっと!どこどこ?」

「顔見えない!ふり向かないかなー」

「性転換?女装マニアかな?」

いろんな声が飛び交ってた

「私ーそうとう嫌われてるねー」

それは彩の声だった

龍太が振り向くと
彩は顔を真っ赤にしてたー

「おっ!しゃべったー!
声はやっぱオトコだな」

そのヒヤカシで龍太のボヤキはおさまり
今度は腕組みをして、だまこんだー

「好きな人から、あんな言われたら
女だったら耐えらんないよー」

「女じゃねーもん
平気なんじゃねー」

ヒソヒソ話はおさまらずー
いたたまれなくなり
黙ってることもキツクなって

「あーぁ
早く速水瞬はじまんないかな」

「ちゅーか
おめー瞬の曲知ってんのかよー」

「ヒット曲ってないよねー
ロックっぽいの歌ってるってことくらいしか知らないー
私クライのしか聞かないしー」

1階は満席になっている

シューン!!

待ちきれないファンが
応援コールをはじめた

「おめーにゃ
瞬のロック魂はわかんねーよ」

沈んだ声で龍太がつぶやくと

「だろーねー…」

彩はそっぽを向いて言った

「速水瞬のロック魂なんて、どーせ
滝沢君のドラムほどじゃないでしょー」

「えっ?誰のドラムが瞬よりスゲーって?」

「一緒にいる人のことじゃない?」

ヒソヒソ話はおさまらず
2階席はもう埋まってるのか知りたいが
彩には振り向く勇気はない

「私、この二年くらい潤につれてかれて
そうとう、いろんなライブとかコンサートとか見てるけど
滝沢君みたいなスゴいドラム叩く人
見たことなかったし」

「ねー!ニューハーフのカレ、ドラマーだって!」

「へー!知ってるバンドかな?」

おさまるどころか多くなる一方
おそらく、もう満席になってるだろう
龍太は気にせず振り向いて後ろをながめてた

「体中、電気が走ったみたいになって
体がリズムで動かされること
はじめて知った」

「ねーねーあの人、知ってる?」

「知らないけどー
もしか実は大物だったりして」

「他のドラムと比べたら
ケタちがいの迫力だった…」

ブザーがなって場内が暗くなり
歓声の中で
龍太は彩の横顔をのぞきこんだ…

54
DATE:2008/11/23

昨日は女子ラガー軍団と2丁目のゲイイベントを見て
そのあとカラボで発狂したbomb
フツウの女の気分になって男と結婚する人がいたりして
夫には見せられない姿の出しおさめみたいなのから始まって
いつのまにやら、かくし芸大会になり
だれもリクエストしてないのにボケソングの連発になって
ふだんは歌わない人まで歌いだしー
「私、女だけどー本当は女が好きなのー!」
って、今更カミングアウトされてもね…
「私なんかぁ!見た目、age嬢っぽいけどー
中身は40過ぎのオッサンなのー!」
前から知ってたしー
って昨日はみんなすべてを吐き出したって感じだったー
私も矢島美容室が歌えてチョーうれぴかったkaraoke
(そればっかは1人カラボでやれないじゃん)
久しぶりに死ぬほど楽しい夜でしたー
ガヤ芸人のみなさん、ありがとうございますnotes

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2008年11月 9日 (日)

053 神様と出会えた日

陽も落ちかけ、街のあかりが灯り出すころー

木造二階建てのアパート
龍太の部屋は1階の奥

ハスキーな女性ヴォーカルのHard Rockが流れてる

龍太は開け放った窓のふちに腰掛けてた

小さな庭に錆びたスクーターが置いてある
フェンスの向こう側は崖になっていて
遠く、横浜の街灯かりが見える

うわっ! なつかしー
最近、全然聞いてなかったかんなー
龍太は4、5枚のCDジャケットを見比べて

こっちのCDも、ずっと聞いてねー
CDを入れ替えバラードのイントロが流れ出すと
部屋の中から曲に合わせて小鳥の鳴き声がー

ステレオの前、CDは何十枚も散らばっている
その横のテレビの前にはビデオやゲームが散らばって
机には引っ越した時の物かダンボールが積み上がってる

バラードもけっこういいなー
前はこの曲、好きじゃなかったのに…

どうやら引っ越して来た時から三年以上
この部屋は一度も掃除されたことはないらしい
ダンボールの横の鳥かごには
水色のセキセイインコが一羽…
手書きするタイプの名札が表札のようにとめてある
 Ron's room

CDケースから歌詞カードを出して
はじめて、読んでみた
タイトルはーー

神様と出会えた日

053_2


DATE:2008/11/09

つたやでCD三枚、借りようとしたらー
今、セール中で5枚借りても料金たいして変わらないと
親切な店員が教えてくれた
ラッキーと思って5枚選んでー
いちお、彼の親切にありがとうを言っとこうと
わざわざ、その店員のレジにならんで会計したー

そのあと、ヨーヨー広場でCD聞いてたら
電話がかかってきて
レシート、入れ忘れましたーすみません…と
さっきの店員さんだったー
んなことで電話すんの、メンドーだったろうに…
わざわざ電話ありがとうございます
と言って私は電話を切った

ほんのささいな出来事だったけどーー

なんとなく…彼は、この先もっと
人に親切になっていく気がしたーー

なんとなく…私は、この先もっと
ありがとうが言えるようになる気がしたーー

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2008年11月 6日 (木)

052 My Revolution

月曜日ーー
大学の昼休み
もうすぐ午後の講義が始まる時間
爽やかな夏の風が教室に吹き込んでいる
茉莉花は教室の窓際の席で
ぼんやり外をながめてた…

「茉莉花~なに回想してんだよー?

と、夏生が来てとなりに座り

龍太やっぱ練習室でドラムたたいてたよー
今、チケット渡してきたー
そっちは?」

「潤から彩ちゃんの住所、聞いたから郵便で送るわ
コンサート、3日後だし間に合うでしょー
あーあ…私も速水瞬、見たかったのになー」

ノートと教科書をトンと机において
ごめんなーと、もうしわけなさげな夏生の横顔を見ると
うんうん、いいよーもともと今井くんのチケットなんだしー
今井くんの方が、よっぽどガッカリしてるはずだもんねー
と言って茉莉花は笑顔を見せた

052

夏生が瞳を閉じて三年前を思い返そうとすると

「でも2人にタダであげちゃうなんてもったいなくない~」

と、ちょっと低くめのトーンで茉莉花は、未練ありありだったー

「カネ、取ったらプレゼントなんねっぺぇ!」
思わず夏生は田舎のナマリが出たーーー

DATE:2008/11/06

昨日だか、おとといだかニュースを見てたら
日本と言う名の国が
どんだけ著作権が守られてないかー
が、宇宙の歴史に刻まれていたーーー

そのニュースはどんだけクリエイターやアーティスト達から
夢と希望とモチベーションを奪ったやら…

なんてねー、この事件と向かい合ってみたとこで
世の中を変えることはできない無力な自分を見るのがオチよね

でもね~もしも私があの曲の著作権を買い取った
音楽出版社の社長だったら(どこか知んないけどー)
あのニュース見たら、とりあえずタダで返しとくけどねー
てか、音楽を愛する者として彼の再起のため
持てる力、すべてを投資すると思うわーーー

って、失礼いたしましたーもうしわけございまへん…
んな、チカラねーわ

だけど…

人は、より深い絶望に落ちるほど
より輝くラフ・ダイアモンドを拾えると…

私は信じてるー

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2008年11月 1日 (土)

051

「ジュオンちゃん、ホモとは意見が分かれたねー」

「誰がホモやねん!
今、この店でホモはレンゲだけじゃねー
ここで男のカッコしてんのは、みんなオナベだからー」

051



♪輝きは飾りじゃな~いガラスの十代♪

オナベGENJIと中年隊が一緒に歌い出して
樹音はイヨウな盛り上がりになったーー

「光GENJIが出たら次はCHA-CHAをやんなくちゃー」
とダリアがデンモクを取るとレンゲが
「ダリア、そこまでイメージ壊さなくていいわよ
とばしてSMAPにしない~
あっ!だれ、今オレンジ入れたのー
オレンジめちゃ歌詞がいいよねー」

「しっかし、おそるべしオナベ占いだわー
なんか、みんな当たってる気がするし…」
と彩がつぶやくとダリアが

「オナベ占いが当たってっかどうか
ゴン、オカマ占いやってやれー
あんた水晶玉で人の未来が見れるんだから!」

そう言われると、マリーゴールドは

「ヤボは、お言いなさんな…
恋は、先が見えないとこに
醍醐味があるのよ!」

と言ってカウンターに置いてあったマイクを取り

♪小さな肩に背負込んだ僕らの未来は~♪


キモイー!!(メガネヒガシ)

なんで、ゴンがオレンジ歌うのよー
歌のイメージこわれんじゃん!(レンゲ)

テメーは恋愛禁止だよ!(短髪ニシキ)

なにが恋のダイゴミだよー!
ソダイゴミのくせしやがってー!(女子大生)

テメー!いっぺんコンクリート詰めにすんぞ、コラッ!(ダリア)


みんなのマリーゴールドへのブーイングで
オレンジの歌詞は、かき消されてた…

♪さよなら。僕を今日まで支え続けてくれたひと
さよなら。今でも誰よりたいせつだと想えるひと…♪

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2008年10月28日 (火)

050

「仮面舞踏会って俺たち、まだ生まれる前だしー
先輩この店、フケ専バーになったんじゃねー」

ジャージの2人は大学生らしい

「光GENJIなら、なんとかわかるけどなー
先輩、デンモクかしてー」

「って、結局、歌うんかい!」

日曜の夜だというのに、樹音は満席になったー

もう一個のデンモクを
レンゲがマリーゴールドにわたして

「あんたも今日はアニソンじゃなくて
男の歌、歌うのよー!」

「私はホモじゃないの!ニューハーフよー
男の歌なんか歌いません
アニソンだって歌いたくてやってんじゃないんだから
私は仕事、以外では絶対、歌わないのー」

「彩、硝子の少年入れてー」

「薔子、歌うの?」

「どーせ、またレンゲが
歌わなかった人、みんなに一杯おごれとか言い出すしー

私、光一の方やるからー
彩、剛やってよー」

「ゲロゲロ!私もやるんかいー」

♪雨がおどるバス・ストップ~

歌い出した彩のポケットから
ジュオンが携帯を抜き取ったー

「どれどれ、見してみー」とFOMAを開くと
ジュオンは数秒、固まった…

「あーあ!見られちゃったー」
と、マイクで彩がー

♪Stay with me
硝子の少年時代の~♪

薔子は一人で歌ってた

「ハッピーエンドはむずかしそうだねー
そうとう女好きの顔じゃん
すっとぼけて、頭ん中やることばっか考えてるよー
そのくせ女は黙って三歩さがってついてくりゃいいって
思ってるタイプだしー
彩、きっとそのうち泣きみるんだろーなー
どんなに、つくしても無駄なタイプっているからなー
こいつは性格も、そうとう頑固だから
考え方とか一生、変わんないぜー」

「ほーら!ボロカス言われたー」
とマイクで彩がー

♪思い出たちだけ横切るよ~♪
薔子は一人で歌ってた

「どれー!俺たちにも見せてー
どんだけゲスかー」
短髪ニシキがジュオンから携帯をわたされー

050

「でも付き合わないタイプだよね
絶対、自分の方からはくどかないし
向こうから来るやつしか相手しない
自分の夢とか大事で
女は黙ってついて来いっつっても
女は私と夢とどっちが大事なのって去ってくし
去るものも追わないから
今まで、ちゃんと付き合ったこととかなさそー」

メガネヒガシの診断に
「さすが中年隊!
占いっちゅうか洞察力だねー」
とダリアの言い草は
ほめてんだか、けなしてんだかわからないー

「どれーどれー!どんな顔してんだようー
俺たちにも見せてー」
と携帯はカウンターづたい
ジャージのヤロウへー

「女好きってゆうか女らしい子が好きそう
オトコをたててくれるつつましい子とが
俺が守ってやるって感じじゃん
俺、こーゆー男好きだけどな」

「うん、そんな感じする
意外とこうゆうタイプが逆に
女より女らしいニューハーフにはまったりするよ
やるのは女じゃなきゃ駄目だけど
男ってやりてー相手と好きになる子って別じゃん…」

と体育会系の発言をして

♪言わないでー言わないでー
さよならはまちがいだよ~♪

二人はガラスの十代を歌い出したー

DATE:2008/10/28

久しぶりにバレエを見に行って
楽屋に行ったら木下満喜子先生が
若い子達に囲まれて記念撮影の最中でしたー

その笑顔がなんだかとてもステキで
私には、どのバレリーナよりも一番輝いて見えた
70に手がとどくというのにー
私が70になったら…
あんな笑顔になれるだろうかーーー

もしも、その答えがNoだとしても
今日の木下先生の笑顔が
私の心の中で目標として、やきついた…

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2008年10月23日 (木)

049

「たいしてイイオトコでもないのにさー
彩は馬鹿よ…」
ソルティードックを飲んで薔子は口がソルティーになったのか…

「ちゅーかブーよ! 彩、ゲス専じゃんー」
歌い終わったダリアがマイクでソルティーどころか激辛発言

♪チャラーン ♪チャラーン…
スニーカーぶる~すのイントロを効果音にしてー

「なにー!彩ちゃん、ゲス専なのー?ショック!
俺、脈なしじゃん」とメガネリーマンが言うと
となりの短髪アニキが
「むしろ、脈あんじゃねー
スニーカーぶる~す、なつかしー
中高年の青春ソングだよなー

♪ペアでそろえたースニーカー
春夏秋と駆け抜けー♪
レンゲが歌い出すとー

てか!マッチのモノマネじゃん!
オカマは芸達者だよなー
俺たちも昔のジャニーズやんねー
そういや、おめー昔ヒガシに似てたよなー」

短髪アニキがメガネリーマンに言うと
「今でも似てますー!
ジュオンちゃん、仮面舞踏会入れてよー」

♪ZIGU ZAGU ZIGU ZAGU 二人きり 
青春のてまえで裏切りはないぜ♪

仮面舞踏会を入れながらジュオンが
「へー、彩ちゃんのカレ…
ブーなんだー」

「ブーじゃないわよ!
最近は、女子高生からモテモテなんだから」

「あれ、ジュオンちゃん写メ見てないの?」

「えー!写メあんの!?」

「待ち受け、なってるよー」

「マジでー!」

カラーンとドアがあいて
ジャージを着たガタイのいいヤロウが2人入って来た

いらっしゃーい!

049

ジュオンがおしぼりを渡しにカウンターの隅に行くと

「やだー薔子のバカ!
写メ、見せたらオナベ占いされちゃうだかんね
もう、ジュオンちゃん、ひどいんだから
自分の好みのギャルが来ると彼氏の写メ見せてってー
こいつは女を食い物だと思ってるとか、
大事にしてやる気持ちなんか持ってないとか
そのうちカネかしてって言い出すとか
ボロカス言うんだよ」

♪シャイないいわけー仮面でかくしてー
踊ろう踊ろうかりそめの一夜を♪
メガネヒガシと短髪ニシキの中年隊が
仮面舞踏会を歌い出したー

「いいじゃん、見てもらいなよー
ジュオンちゃんの人相占いあたるんだから」

「オナベって男見る目あんじゃないの?
私らニューハーフが女の顔見たら
ハランナカで何考えてるか、
すぐわかるのと同じじゃない」
と、マリーゴールドが言うと

♪まよーいこんーだイリュージョン…
短髪ニシキが吹き出し
「あんたにゃ、女の気持ちわかんねーんじゃねーか!!!」
とマイクで反論した!

DATE:2008/10/23

アキラは、そのうちオナベになるらしい…とか
龍太は、そのうち逆アナになるらしい…という
ウワサを聞いたー

しばらく更新、さぼってたら
いつのまにか、そんな話になってた

先週、友達の店に飲みに行ったら
考えたこともないことを聞かれた

茉莉花は、いつどんな手で健児をオトすの?
彩と潤は、いったいいつになったら結婚すんの?

ありえねー!って思ったけど
んー、そうゆう展開も、おもしろいかーー
ってー展開、遅すぎてすんまへん…

PS.龍太は逆アナにはなりまへんー

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2008年10月20日 (月)

048 Kiss

カクテルBAR 樹音 はカウンターに8人座ったら満席になるー
今日はカウンターの一番奥で、短髪ビゲのアニキと
小太りでメガネのサラリーマンが飲んでたー
「彩ちゃん、カマ汁、おかわりちょうだい~」と、
オープンしてまだ1週間だけど常連客らしいー

入り口よりに、すわってるダリアの前で
ジュオンは気取ってマルガリータをグラスにそそぎ
ダリアに差し出してー決めゼリフをきめた!

「君に薔薇薔薇…とゆう感じさ!」

048



「ニューハーフに決めゼリフは通じないかー

ダリアに背を向け、後ろに置いてあったデンモクを取り

あんたはカラオケでも歌ってなさい」
と、マルガリータの横に置いた

ダリアのとなりのレンゲが
「しっかし、ジュオンちゃん日曜も営業して休みなしなの?」

「オープンしたばっかで休めないよー当分は…
彩ちゃんもさ、週末休みたいちゅうことは
日曜、手伝ってくれるってことじゃんよー
週末はさ、カノジョが手伝ってくれるし
彩ちゃんが来てくれてちょうど良かったんだよね」

マリーゴールドがのぶとい声で
「これから薔子と彩、休み別々になったら
一緒に遊べなくなっちゃうね…」

「でもさ、ルームメイトと休みが別になったら
オトコ連れ込み放題じゃん」

「レンゲはすぐ、そーゆーホモ発言するよねー

とマリーゴールドは左どなりのレンゲから右どなりを向き

私らニューハーフとは感覚ちがうわよねー」

と、のぶとく薔子にアイヅチをもとめたー

「私の彼は日曜は会えないからね…」

その力ない声に彩が目を向けると
薔子の横顔は淋しげだった…

デンモクに見入ってた、ダリアがカラオケを入れた

「ジュオンちゃんのリクエスト歌うわー」

メチャクチャ、レトロなイントロがながれだし
「うわっ!トシちゃん!なつかしいー!
ダリア、男の歌なんか歌ったらイメージ、コッパミジンじゃん」
と、ジュオンがダリアにマイクをわたすと

「日曜くらいイメージわすれるわー

♪夢を見るよな、あんまい!そのクチビルーー♪」

「てか、ダリア…トシちゃんのモノマネ、入ってねーかくし芸かー!」

だれからもオーダーを受けてないのに
彩はシェイカーをふっていた
私がいなくなったら、日曜の夜
薔子はひとりでどんな風にすごすんだろう…

「彩ちゃんも、何か決めゼリフやれよー」
横からジュオンが言うと

グラスにソルティードッグをそそいで彩は
「今宵一酔!
お互いにハッピーエンドをめざしましょー!」
と言って、薔子に差し出した

「♪君は薔薇薔薇♪ハートは赤い薔薇♪
オカマの恋にハッピーエンドなんてない!ない!

歌の途中のダリアがマイクで意見した

最後は捨てるか捨てられるかしかないのよ!」

「いいからあんたは歌ってなさい!

ジュオンがたしなめ

彩ちゃんはハッピーエンドめざして
この店にきたんだもんなー
カクテルBAR樹音がハッピーエンドに導いてくれるぜー」

「そうよ、鬼ママに罰金、取られてまで転職したんだから
ハッピーエンドなんなきゃ意味ないじゃん…

レンゲがダリアの前からデンモクを取り

ダリアが懐かしいのやるから
私も懐かしい曲やりたくなったわー」
と言ってスニーカーぶる~すを入れた

DATE:2008/10/20

人生、長いと初めて聞いたときナケる歌って
めったにないことがわかるー
てか、思い当たるの多分、3曲しかないかも…

この半年くらい〈?〉その時きいてた曲をブログのタイトルにして
いろんなアーティスト聞いてて、かなりミーハーっぽかったけどー
まだ私のカリスマが出てきてなかったのよねー
いろんなの聞いてても私の人生の大半は
岡村孝子がBGMになってるー

この何年かは、いつのまにか聞かなくなってて
クローゼットの奥で眠ってた卒業写真のようなCDの中から

十数年前、初めて聞いたとき号泣した曲を、さがした…

Kissというタイトルなのにー
恋愛に関することが何も出てこない…
どこでどうやってKissが出てくんの?と思うけど
聞いてるうちに…だんだん…
Kissの意味がわかってきて
最後の最後にKissという言葉が出てきた時
涙が滝のようにでたー

♪もしも悲しい真実ばかり
瞳に映るとしても
本当の私が望む生き方
Kissを贈りたい…

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2008年9月24日 (水)

v13-47

V1347 カラーンと呼び鈴をならしてドアをひらいたら
「いらーしゃーい !」
と男みたいな女の声と、女みたいな男の声がコーラスした
「あれー ! 薔子、お花いらないって言ったのにー」
と言うジュオンの前を素通りして

「これは彩にです!」

「うわぁ!ほんとに?薔子ありがとう!」
カウンターごしから花たばをてわたして薔子は
「彩、再出発おめでとう!」と言った

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2008年9月19日 (金)

v13-046 BouQuet

Bouquet

日曜の夜の新宿2丁目は閑散として人通りも少ない
薔子は花屋で花束を買っていた
その外で黒いレースのキャミドレを着たダリアがタバコを吸ってると
同じ黒いキャミドレを着てマリーゴールドが現れた
ダリアはくわえてたタバコを投げ捨て
「ったく、あんたさーいっつも私のマネして同じ服、着るの
やめてくんないー!」
「マネなんかしてないわよー!偶然じゃないー!」
「偶然?じゃ、私がゴンと同じセンスだってーのー?
たえらんないわ!」

横断歩道の信号が青に変わると
GパンとTシャツのレンゲが駆けてきた
「二人ともおそろいで~日曜なのに女装するんだねー」
「これは普段着ですー!」と、二人は声をそろえて言った
「ずいぶんハデな普段着よねー」
花たばをかかえて薔子が花屋から出てくると
「メイクまでしてー日曜だっちゅうのにー
あんたが一番ハデじゃん!」と言うと
レンゲはスタスタと2丁目の仲通りを歩きだした

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2008年9月15日 (月)

v13-045

「行っとけ、行っとけー、どこでも行っとけー!」
ビールを飲みながら潤が言うと
ちかこと璃羅は立ち上がり
「タッキー!私たちにもメアドおしえてー!」

ブーッ!!とビールを向かいに、すわってた菜々花の顔に吹いて

「テメーら彩のジャマすんじゃねーよー」
と潤が叫んだが

「私たちとも写メとろう!!」
龍太の両脇は秋桜と彩から、ちかこと璃羅にローテーションした

「みんな積極的だよねー」
蜜柑がつぶやくと
おしぼりで顔をふきながら
「となりの席、行こうぜー
この席、またビールふってきそうだし」

菜々花が蜜柑の手をとって、となりの席へ行った
「光一くん!!一緒に飲もう!」
「おぉ!!のものもー」

両隣、女子高生にはさまれ
デレデレになって写メを撮る龍太を見て

「負けるなー! 彩!」
と潤が叫び
彩が振り向くと
いつのまにか潤の席は
ぽつんと潤がひとりだけー

彩は潤の横にもどって
待ち受けにしたツーショットを潤に見せた

V1345

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2008年9月 9日 (火)

v13-044

「私たちも赤西くんと写メ撮ってもらおー」
さつきとひまわりが立ち上がってとなりの席に行ったー
「おめーらブルージャスミンのファンじゃなかったのかよー!」
潤の声には見向きもせず、さつきとひまわりは赤西の両脇にすわった

「滝沢くんみたいに、やりたいことやって生きてるってのとは話ちがうわよ
むしろニューハーフだってだけでできないこといっぱいあるんだからー
職業だってオミズの仕事しかないしー
ニューハーフのオミズなんてねー大奥みたいなんだからねー」

「おまえの言ってること全然、意味わかんねー
じゃ、おめーのやりたいことってなんなん?」

「うーん…フツウの女子大生かな…
フツウにOLやってー、フツウにお嫁に行ってー、フツウに…」

「あっ! だからおめーいつもOLのコスプレやってんだー」

ほほづえついて秋桜が
「あのニューハーフ…
タダモンじゃないわねー
おもしろいゲームができそうだわ…」
とつぶやくとー

「なーに !  ヨユウぶっこいてんのよ!
アキラ、だしぬかれてんじゃないのよー!!!」
シヨカが火を吹いたー
「このままじゃアキラにお似合いのブサイクが
ニューハーフにくっついちゃうじゃない !!」

チケットの束をバックに戻して
「おーい  !  おまえら赤外線通信しとけよー ! 」
と夏生が声をかけると

「ちょっと待った!! ケイタイ交換まだ早いわよー!
こっちもブサイクねらいです」
シヨカが秋桜の手を引っ張ってとなりの席にかけよった
秋桜を龍太の横にすわらせ
「オレもブサイク部門だけどなー」と言うバンバンをおしのけ
シヨカは龍太にしゃべり出した
「アキラ、内気ではにかみやのオンナの子だから
自分からアプローチできないのよー」

シヨカの話はそっちのけで龍太は彩と赤外線通信した

「本当はタッキーのことが好きで好きでたまらないのにー

はっ?と反応した龍太にべったりくっつかせようと
シヨカは秋桜をグイグイおしたー

つい恥ずかしがって昼ドラみたいな憎まれ口言っちゃうのー
アキラって可愛いいオンナの子でしょー」

「ショッカー、あんま顔近づけんなよ !
アップはきついぜ !」

「テメーに言われたかねーよ!
私の顔にモンクあんなら、さっさとアキラとメアド交換しろ !」

シヨカの命令で龍太と秋桜がメアド交換するとー
V13044

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2008年9月 6日 (土)

v13-043

写メを撮りながらー
「なんで?おめーだってやりたいことやって生きてんじゃん!
おっとこのーくせに女装して化粧して、やりたい放題だろがー
親が泣こうが世間が笑おうがおかまいなしでよー
あっ!そうか!だからオカマってゆーんだ!」
「女装…
してるつもりないし…
自分がしたいカッコをしてるだけよ…
ニューハーフで生きてくってことは、
ただありのままでいようとしてるだけ、
嘘ついてフツウの男のふりしたくないから…」
V13043

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2008年9月 1日 (月)

v13-042

V13042




「あぁ、いいよ…」
バックからチケットをさぐってる龍太の顔を覗きこんでー
「ほんとにぃ?迷惑じゃない?」
「メーワク?
またそんなこと言うと思った?
はい、2千円ー」
「うん、だって実際、ニューハーフのファンなんて迷惑じゃん」
彩は2千円を渡してー
「迷惑とか言われっかもしんねーのにーー

受け取ったチケットを嬉しそうに見てた

俺のこと好きなん?」
「うん、だってカッコいいし」

「え゛ーー!!」
だまって注目してたまわりが騒いだ
「ニューハーフの好みって変わってね」
と、一番遠くにすわってた赤西にも聞こえたらしいー
気にせず龍太はー
「カッコいいって、やっぱ顔か?」
「勝手に言っとけー」
あきれた声で光一が言うと
ザワザワみんな別の話をはじめたが
潤は遠くから見守り続けてた
「今日は今までで一番カッコよかったよ」
「いいぞ!彩!!
そのイキオイで写メとってもらえ!」
「滝沢くん本当に好きなことやって生きてるんだなって感じたし」
蜜柑がテーブルにあった彩のFOMAをとり
「タッキー!!チケット買ってもらったんだからねー
ファンサービスしてあげてよー」と彩じゃなく龍太にわたした

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2008年8月29日 (金)

v13-041

V13041






ビールをガブッとひと飲みして潤がー

「彩は誰のファンなんだぁ~?
みんなチケットさばくのクロウすんだかんなー
他のメンバーからしこむなんて
失礼なファンなんじゃねーのーー」

バックから出したサイフをテーブルに置いて
彩はうつむいた…

「ガンバレよ ! 彩 !  !  !」

ムサい席から女子高生だらけの席に
まぎれこもうとしてた光一は潤のどなり声に
あとずさって茉莉花の横にすわった

「ここで今、前に進めなかったら
また、あの誰も好きになれなかった日々に逆戻りだぞ !」

酔いにまかせて言い放った潤の言葉が
彩の心の殻を打ち砕いた
スッと立ち上がった彩をみんなが注目したー

「おい ! ニューハーフくんぞ ! 」
バンバンが龍太に言うとー
「こねーでいー
よけいムサくなるー」

「はい、これ持ってけ」と
一度テーブルにおかれたサイフを潤が手渡して
彩は歩きだした

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2008年8月28日 (木)

v13-040 あなたがここにいてほしい

V13040


DATE:2008/08/28

CD、やまもり売りに来た客の買取査定してたら
カレが来たーーー!!!
何しにーーー?
ってか立ち読み、はじまったしー

前だったらカレが来たら、もしかカレは意外とマニアで、
もしかけっこう行けちゃったりしてとかー妄想パワー爆発して
一気に人生、バラ色みたいなことになってたけどねー

瞬間、目の前の客が小悪魔agehaに見えた…
あの4、5年前の石川りかをもっとキレイにして
ギャル風にした感じの彼女を見てから
すべての夢と希望がコッパミジンだしー

買い取りも終わって客が帰ったら
広い店内、ふたりきりなった

私と石川りか、ならべて石川りかより私をとったら
マニアっちゅうかヘンタイよね、もはやステキでもカッコよくもない
…とか、考えんのもいいかげん、げんなりくるーーー

買い取ったCD、研磨してたけど
気まずさに耐えられなくなって
けばたき、パタパタして棚のホコリはらいながらカレに近づいた

たぶん私がチョビチョビ近よってくんのがおかしかったんだろーね
マンガがおかしいふりしてカレはにやにやしてたーー

その笑顔、死ぬほど好きだったわ
どんなにおちこんだ時もその笑顔を見るだけで
幸せな気持ちになれたっけ・ ・ ・

「何、よんでんのー?」
かなりぶっきらぼーに話かけたら
カレはフッと鼻でふきだして

「髪、切りすぎじゃね」

ってー、ツボはそこかい !!!
どうせね、あんたの好みはロングなんでしょーー
「上戸彩みたいにしてくださいって切ってもらったんだけど~」

「はぁ!!!」って、めちゃめちゃびっくり顔してのどちんこ見えたしー
んで、ぼそっとカレは「あやどちえじゃなくて ! ?」と言ったー 
・ ・ ・
てめーなー ! ! !

そのあと、どうでもいい商店街での話題をちょこっと話して
読みかけの美味しんぼを買って帰るカレのうしろ姿を見て
私の心の中の時計が止まってると気付いた

半年前ならカレが立ち読み来た日は
仕事終わったら、まっしぐらに花を買いに行ってたのにね
カルカンネコじゃねっちゅーの

アホなことしてたねー
仕事帰りガラスのドアに映った自分を見て
私がオトコから恋愛対象として見られる可能性があった時期は
とっくに過ぎてたと、あらためて自覚した

もう一生、花屋の前を通るのはやめよう…
てんでカラオケ直行することにした
最近ひとりでカラボ入れるようになったし
だんだん高い声出るようになって楽しくなってきたし

今日の気分は…
元ちとせだったーーー

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2008年8月26日 (火)

v13-039

「どうせ、またウザいとか言われんのがオチだし~」
彩のぼやきを聞いて夏生はバックからチケットの束を出したー
V13039

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2008年8月16日 (土)

v13-038

V13038_2

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2008年8月15日 (金)

v13-037 BLUE STAR

V1337
DATE:2008/08/15

私の部屋からは打ち上げ花火が
メチャメチャよく見えるーー
いつかカレシと二人で見たい…
そう思って10年目…(?)
次の夏こそは…ってロウソクの炎見るみたいに
年々、希望は減ってくしーーー
考えてたらグアイ悪くなるー
今夜は花火の時間、ゲーセンで時間つぶそうー

って今日の気分はメチャメチャ岡本真夜だわよ
もう一度 あの頃の空を…をリバースして
マンガ描いてたーーー
花火が終わったら…
誕生日かー次は七五三に、クリスマス…
ひとりでいたらー
いやーな気分になる日が月1くらいあるわねー
考えてたらーーゲロゲロだし…

岡本真夜を聞いてると
私のロウソクの炎はとっくに消えてたと気がつくーーー

次の夏は…って、いちおは考えてみても…

答えはひとつしか出てこない

自分らしく目標を持って生きていこう

次の夏は!コミケに出店するぞ!

よろぴくね!!!

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2008年8月10日 (日)

v13-036

V1300035

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2008年8月 6日 (水)

v13-035

V1335

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2008年8月 4日 (月)

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2008年8月 2日 (土)

v13-033

V13033

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2008年7月31日 (木)

v13-032

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2008年7月28日 (月)

v13-31

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2008年7月27日 (日)

v13-029

v13-029

V13029





「やっぱいいや、もう5日吸ってねーし」

「なんだよ!?禁煙かよ!」

「禁煙てわけじゃねーけど
イップクすっかって休んじゃうと練習ねばれねーし」

「龍太エントツ組卒業かー」

「タッキーはヘビーなんだから
禁煙なんかムリ!ムリ!」

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v13-028

v13-028
V13028

「あん?ジョッシー?
そんな、いっぱいいたか?
気がつかなかった…」

「まーた、すっとぼけやがって
じゃ今、なに見てたんだよー」

「タッキー本当は今、心臓バクバクなんじゃないの~?」

「んな女やガキがいっぱいいたからって緊張しねーよー」

「言ったなーカッコつけて!!
じゃ、ブッツケ本番で新曲やるって言っても
パニクんねーか?」

〈ブッツケ本番〉その言葉で茉莉花は
先週のトゥモローディサイプルを思い出してたーー

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v13-027

v13-027

その写真を撮った高校の学園祭の時から
4年が過ぎてるのに
それ以後、二人が一緒に写ってる写真は
一枚もない
V13027

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2008年7月25日 (金)

v13-026 君がいるから

DATE:2008/07/25

夏が本番になるとドラムがカッコいい曲、聴きたくなるよねー
考えたら不思議だけど暑さ、ふっとばしてくれるもんねー
今年は絢香の君がいるからで私は暑さをふっとばしてる

この曲、聴いてると暑いことが嬉しくなったり
たっぷり夏を感じたいって、思えるくらいドラムがカッコいい

いい曲か、そうでない曲か計るモノサシはいろいろあるけど
その曲がカッコいいか、そうでないかを決めるカギは…
ドラムが握ってるよねーーー(?)

V13026


v13-026

そのショートカットの潤と健児と三人でとった写真を
写メで自分と健児のツーショットにした画像を
舞台袖の楽屋で茉莉花は見てた

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2008年7月23日 (水)

v13-025 秘密

v13-025
V1325



DATE:2008/07/23

あんた好みのイケメン(?)のドラムがいるからさーって
奈美ちゃんに引っ張られライブイベントを見に行った
打ち上げも行ったら50人くらいの大人数の飲みでー
他の人たちも知らない顔合わせが多かったのか
居酒屋はさいしょ盛り下がってた
奈美ちゃんもギターで知り合いが一人いるってくらいでー
まわりほとんど知らない人たちだったし
私はその時ほとんどバッドトリップ状態だったしで
二人でどんよりんしてただけど
無言もきびしいしってんで、とりあえずツナギの会話をしてた

「東京タワーどうなったん?」

「東京タワーは行ってないんだけどさ
ゲーセンでばったりよー
彼女、死ぬほどキレイだったし
ちょーラブラブ~
カレ、無口なんかと思ってたら
ベラベラしゃべってたわー」

「すごくね、その偶然…
-んでまたグアイ悪くなったんだー」

「グアイ悪く?むしろ正気に戻っちゃったわよー
私の妄想力も小悪魔agehaが相手じゃ歯がたちまへん…」

「へー…小悪魔agehaねー…
あんたアニメージュだもんね…

んで、UFOでなに取ろうとしてたん?
プーさん?ピカチュー?」

「ト ト ロ ・ ・ ・」

「んでー八ッて気付いたらいくら使ってたわけ?」

「おぼえてない…」

「結局、取れなかったんだべーー
・ ・ ・」

取り合えずしゃべってたけど
まわりから見てもかなり空気は重かっただろう
それに会話の内容も変だっただろうしー
私はいちお、ぶなんにノンケよそおいに見せて
オネェしゃべりは、まんまなわけだしー
はっきり言ってウイテたわねー

とりあえず話題変えて今度は自分のこと
しゃべっとこーみたいに奈美ちゃんが

「アイコの秘密きいた?」

「聞いてないー、甘納豆の話は聞いたけどー」

〈アイコの秘密〉って言葉に周りがピクッとしたのを感じた
なんとなく、妙ないやらしい響きがあったのかもー
奈美ちゃんはaikoのファンでaikoのニューアルバムは
タイトルが〈秘密〉らしい・ ・ ・
先月、ライブ行ったら、子供が好きな食べ物なにー?って
aikoに話ふられたら「あまなっとー」って答えて
めちゃうけだったらしい・ ・ ・

「アイコってさーほんと、やってくれるよねー」

〈なーに、やったんだよー?アイコがーっ?〉
って、まわりの気配、感じたしーー
にわかに私らはヒワイな話してるっぽくなったー

「部屋にさー、アイコの秘密のポスター、貼っちゃったんだー」
遠くで誰かがブーッとふきだしてたけどー
〈秘密のポスター〉って言葉のせいかもね
まぁ、どんなポスターよー?思うわなー
〈秘密のポスター〉って…

その部屋の壁を写メしたのを私に見せて
「どうよ?どうよ?すんげ、かわいくねー?」
って、どんだけヒワイな画像見てんだー?
みたいな視線を感じて、めちゃコメントしずらいー
「なんか、まわりが私のコメント待ってる気する~
うちら絶対、あらぬギワクもたれてない?」
奈美ちゃんも、とっくにそれは感じてたはずだけど
フェイントの前フリかましてからー
「あっきー、それ自意識過剰だよー
だれも、うちらの話なんか聞いてないし
ためしてみっかー?!?!

はい!!、だんしー!!!」

って、デカイ声はりあげたー!
ザワザワしてた居酒屋はシーンとなったし

「つづけて~!じょしー!!!」
と、さらにデカイ声はりあげ奈美ちゃんは
イェーイと両手あげピースして立ち上がり

「そうでない人ー!!!」
と、向かい側の私を見おろした
しょうがないからシブシブ私も
イェーイと両手あげピースして立ち上がった

aikoはこの掛け声をいつもライブでやる
まねして奈美ちゃんもいつもノミでやるーー

えーうっそー!!とか、まじ!ゲイなのー?とか
取りあえずのザワメキをいただたたら
すかさず奈美ちゃんが
「好きな食べ物はー?」
って、ふってきたから
シブシブ赤ちゃん声で
「あまなっとー!!」と答えたら

めちゃうけしたbomb

笑いがおさまりかけたら奈美ちゃんは
かなり遠くにすわってたドラムを指さして
「あーっ!!トトロいたー!」って、飛んでったー

それから、めちゃ雰囲気かわってー
場はなごみだしたけどー
私は一人取り残され、オカマがばれていごこち悪くなったしー
遠めに奈美ちゃんとドラムがこっち見ながらしゃべってるの見てー
このあと奈美ちゃんに呼ばれて
あのトトロとからまなきゃなんないんかしらね-
めっんどくさーオトコなんかどいつもこいつも
ケツマツおんなじなんだからー
マジ、もーーいーーわよー思ってんのに---

トトロがでかい声はりあげた

「おーい!!!あまなっとー!!!
こっちゃこーい!!!!」

居酒屋中、めちゃうけーーー

どーせねーannoy

私なんかねーangry

オトコから見たらannoypout

あまなっとーよ!!!annoypunch

私はヤケクソで赤ちゃん声で

「はぁ~い!!!あまなっとー
いま、いきまちゅ~」

とかましたー

そのあと飲みは異常に盛り上がり
奈美ちゃんはチョウシにのってその晩なんども
男子!女子!そうでない人!をやってもりあげ
みんなをひとつにしたー
ある意味、すごいよね奈美ちゃんてー
そのaikoゆずりの盛り上げかたー
しまいにゃ、〈そうでない人ー!〉の
〈イェーイ!!!〉が大合唱になってたしーーー

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2008年7月21日 (月)

v13-024

v13-024

みなとみらいのライブハウスEverythingは
開演前から混みあい、ザワザワいろんな会話が飛び交っていたー
V13024

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2008年7月15日 (火)

v13-023 天国にいちばん近い島

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「パパが好きな歌は
秋桜も大好きー!!!」

別人のように無邪気な笑顔になって
大胆にも秋桜は、みずから今井の膝の上に座り
白く細い腕を今井の首にからませたーー

今井は秋桜の瞳に吸い込まれていくのを感じてたー

そして秋桜は、あまえた声で
「ピンドン…もう一本…入れてくれる?」
ーーーと、ささやいたー

DATE:2008/07/15

きのうニューハーフの友達がオトコと別れて傷心中だってんで
はげまし合い(?)キズのなめ合い(?)するため部屋をたずねてみたー
中野に向かう途中で未沙ちゃんが先々週、
誕生日だったの思い出したんだけどねー
もう1週間以上たってるし、すっとぼけましょーと思ってたらー

「先々週のリアル誕生日にさー、パーティーの日じゃないのにー、
彼がフラッと飲みに来てくれて帰りぎわプレゼントくれたのよ!!!
ブルガリのキーホルダー…」

手ぶらでーもうしわけないしーーーてんでもないけど…
プレゼントがわり(?)部屋の大掃除をしてあげることにしたー
てか、もとから私ひとんち行くと掃除したくなるんだけどねー
自分のウォークマンからCDだして勝手にBGMにするのも、
いつものことだしー持ってた今週、ダウンロードした曲のCDを
未沙ちゃんちのステレオから流して
私は大掃除にとりかかったー

一曲目のfragileを聞いて未沙ちゃんは
「なつかしい…」ってつぶやいたあとー

彼の話はとまらなかったー

彼はホストで、ここ3、4ヶ月くらいはまってて
先週その彼がホストやめて遠くに引っ越したとか
プレゼントもらったあと彼の退転パーティに行って
最後に20万ぼられたとか…

「別れて良かったじゃないー」
カネでつながってる関係なんて絶対あとで傷つくし…

「んで彼、仕事なにになったの?」

「今、湘南の海の家で働いてる」

「はぁ!!!」

「海から、遊びにおいでーって写メ、送ってくれてさー
胸がキュンてなっちゃったー
でも海まで会いに行ったら私…
たぶん本気で好きになっちゃうかもしれないし
そしたら今までみたいに近くにいて
お金出せばいつでも会えるけじゃなから
会いたい時に会えない恋なんて、せつなくなっちゃうしさー
もう別れることに決めたの…

うっそ!!!ホスト???
ケミの川端君にゲキニじゃん!!!
水着で青い海をバックに仁王立ちだしー
私はその写メで、はじめて顔見たからビックリしてたーー

「海のオトコとニューハーフの恋って
めちゃくちゃロマンチックじゃない!!
その恋、絶対あきらめちゃだめよー!!!!」

タイミングよく今週のCDから原田知世の
天国にいちばん近い島が流れ出して
私は人の恋の話で勝手にロマンチックにどっぷりひたった…
この昭和の名曲を未沙ちゃんは知らなかったけどー
海のオトコを好きになったらめちゃチューニングが合うのよー
…原田知世ってだれ?って、もういいわよ聞き流してーー

いろいろしゃべって私のウツ状態もかなり上向きになって
ひさびさ持つべきものは、やっぱ友だなーと思ったよ~
そんで海の日に一緒に海に行く約束をしてー
未沙ちゃんも一緒に花を買いに行ってくれるって約束してくれた…

未沙ちゃんhappy01マジありがとねwink
それと、おそくなったけど誕生日おめでとribbon

PS.やっぱ花屋は付き合ってくれなくていいわ~
私、CanCanモデルみたいなニューハーフとブラブラ遊んでたら
たぶん商店街、いごこち悪くりそだし~

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2008年7月 8日 (火)

v13-022 fragile

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DATE:08/07/08

よのなか七夕だっちゅーのに
だから何~?って言われそだけどー
ロマンティックにひたりたくなる日じゃない~
まっくら…くらい沈んで、仕事行く気力もしぼりだせずー
睡眠もできずー1日シカバネのようによこたわってたー
これはヤバイし!このウツ状態早めに切り抜けないと、まじヤバイし!
なんとか気を取り直そうと元気もんの奈美ちゃんに電話したー

二ヶ月くらい前、東京タワーで七夕に電飾の天の川が見れるの
雑誌で見てこれ絶対、見にいこうと思ってて
最近はやっぱ無理かなーってあきらめてたけど
たしか7月10日まで、まだ間に合うし気分転換できるかもー
って奈美ちゃんを誘ってみたらー

それって、何がおもしろいわけ~?
そーゆーのって恋人同士で行くんじゃねー
友達と行ったって、まわりカップルだらけだったら
気分悪くなるのオチじゃん!
私だってーあきぽんと一緒行って恋人同士に見られたらやだしーー
そんな、つまんねーことに絶対カネ使いたくねっての!
てか、それってチケットあんの?
花屋に渡してみりゃいいじゃん!
あいのりみたいに~
毎回、飛び上がるほどイイオトコの話、
あいのり以上に楽しみにしてんだからー
チケット渡して話もりあげろよー

てかそれ!ちょーおもしろくねー!もしかOKだったらさ
私も行くからさ、カゲから見てていい?
んなカップルだらけんとこ男同士で行くのって
なんかのバツゲームみたいじゃねー絶対、笑えるしー
早くチケットわたしてこいよーどうせたぶん、あきぽんの好みって…
セキちゃんみたいなオトコだろー
意外とそうゆうロマンチックなの付き合ってくれんじゃねー
  
チケットなんかないですー!
グアイ悪くなってきて一方的に電話切ったしー

× × × 

バツゲーム…
その言葉、おもいっきり頭にこびりついたわよー
ロマンティックは銀河こえて来世まで飛んでったしー
ちなみにー私ーマジいかりですから!!!!

ーーったく
セキちゃんて…?
何年前のラブワゴンよ!!!

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2008年7月 7日 (月)

v13-021 name of love

v13-021

♪もう少しあなたの
子供でいさせてください♪

今井が歌い終わると
しゅうし無言だった秋桜が
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と、氷のような表情で言った…

DATE:08/07/07

棚のホコリをはらってたら花言葉の本が売れてたー
先月、自分の部屋の古本を、もりもり売りさばいたし
赤僕も歯抜けになってたー
たぶん、カレが来たんだろー

そう言えば1ヶ月以上、花屋の前、通ってないし
3年間くらい三日とあけられず通ってたのに
ある意味がんばったかもー
やめときゃいいのに仕事終わる頃どうしても気になって
花を買いに行った

角を曲がると遠めに店先にカレがいるのが見えて
カレが無理矢理、私に気づいてないふりしてんのも見えて
近くまで来て、三年前にドキッとさせられたー
オトコマエの背中に声をかけた

「こんちはー」

「あーどうも、ひさしぶりだねー」

ちょっと、したったらずなしゃべり方…
死ぬほど勇気をふりしぼって初めて花を買いに行った日
ちょっと意外でびっくりしたっけ…

「その花言葉の本て、うちで買った?」
カレのエプロンのポケットに入ってたー

「あっ、うん、買い取ってくれたんだねー」

「あー、たまたま売りに来た人がいたから…」

それ私の本だしー
なんのためにウソついてんだかーーー

なんか、お互いそらぞらしく会話してる感じで
よけい気まずくなったし
カベの厚さ、ひさびさ感じて
季節はずれ売れ残りの都わすれを買って帰った

カレと会話がはずむなんて永久にありえない
そもそも、無口な感じが好きなんだしー
それに私、好きな人と会話するのきらいだしー
オミズ時代は心のないベシャリを仕事で永久にやってたから
好きな人とは、だまって一緒にいて癒されたいみたいなー
オミズはしてないけどタイミング悪く、ここ何日か
松田聖子に影響されて頑張って漫画こってり描き込んでたからねー
げっそり疲れてー癒しが必要な状況に来てたしー
最近、またソウウツ激しくなってきたから
かなり、きついとこまで落ちるの予感したー

一人でごはん食べてお風呂入って
私のほしいものは夢でも生きがいでもなくて
ただカレのそばにいてカレだけをみつめて
心おだやかに暮らしていけたら、それが幸せなんだなんて
自分の本心と向かい合わせにされるはめになった

いつもなら机にすわる時間に
カレを好きになった頃、よく聞いてた上戸彩のRe.を
自分の住んでるマンションの屋上で聞いた…
人と人とは会話をしなければ親しくはなれない
何気ないこと、どうでもいいこと、いっぱい話をふって
共感して共通のものみつけて
そらぞらしくなく、楽しく会話できるようになって
メアドやプライベートはその次段階なわけだしー

だけどー、時計の電池がきれるみたいにーーー
もうこれ以上この厚いカベにぶつかって行く力が
私の中に残ってないこと気づきはじめてるー

カレとはきっと、もう無理だろう…

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2008年7月 5日 (土)

v13-020

v13-020

今井が秋桜の顔を覗き込み、そう言うと
歌い終わりステージからマイクを持って
戻ってきた林檎がきりかえした
V13020




林檎は秋桜とは幼稚園からの付き合い

「うっそー!!もしかして、あきらオジョウだったの?!
ダアッッハッハッハ!」
くるみはソファーをバコバコたたきながら笑った

「本当ならねーでも、あきらグレてたしー」
ゆりは小学校からからの付き合い

びっくりして今井が秋桜の顔をのぞきこむと
秋桜はクイっとシャンパンを飲みかけた
何も言えなくて今井は歌い始めた

♪薄紅の秋桜が秋の日の~♪

「まぁ、あの親じゃなー私でもグレるよ
堅物だわーDVだわーいいとこ1個もねーし」
林檎もシャンパンを飲みだした

「ブーッ!!なにそれ!あきら気い強いふりして
実は親からDVされてたのーギャハハハ!」

「なわけないじゃん、アキラは
鉄パイプで殴り返すタイプだし
性別は女だけど性格は男だかんな」

「それじゃオナベといっしょじゃん!!!
ギャハハハ!もう涙とまんね!」

♪縁側でアルバムを開いては
私の幼い日の思い出を~♪

「あきらのお母さん…
しょっちゅうアザ作ってて
かわいそうだったよね…」
小学校のころを思い出して
ゆりは遠い目をしたが

「そんで、失踪しちゃったんだー」
くるみはおかまいなしだったー

「くるみ知ってたんだー!
ゆり~、しゃべったべー!口かるいなー
失踪ってかねーー
いい日旅立ちしちゃったんだよねー
グッチ・百恵ファンはお母さんの方だったわけやねー」

♪こんな小春日和の穏やかな日は
あなたの優しさがしみてくる~♪

林檎は自分のグラスにシャンパンをつぎかけて
「あれーもうねえじゃん!
オッサン、ピンドンもう一丁!」

一杯で酔いが回ったらしい
三人の会話がエスカレートする中
今井は秋桜の顔をおそるおそる覗き見て
歌を続けていいのか困ってた

「でもさ、なんでお父さん名前付けたがらなかったのよ
ふつう最初の子ってお父さんが名前付けたがらない?」

「これ、噂なんだけどさーアキラが生まれた時ねー
あの教授、女はいらねって言ったらしいよー」

「口が軽いのはオメエだよ!!!」
ゆりが林檎にやり返したーー

「そんで、お母さんアキラって
オトコみたいな名前つけたんだ!ギャッハハ!」

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2008年7月 4日 (金)

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「オオグロじゃありません!ハラグロですー!!」

ブー!!!
飲みかけのピンドンを霧吹きにして
「ゆり、つっこみ間違えてるー!!
いつもは、ハラグロ言われて
大黒ですって言い返してんのにー!
ガァ!ハッハッハー!!!」
ゆりのボケは、みごとにくるみのツボに入った
当分笑い声は止まらないだろう

だが、その横で秋桜はクスリともしてない
(ゆりってば、私のことハラグロって思ってたから
口がすべったんじゃねー)
とハランナカで秋桜は思ってた

「じゃあさ、だれか百恵ちゃん歌えないの?」

「百恵ちゃん!ギャハハ!!!
いくらなんでも古いっしょー!キャプテン!
どんどんオッサンなのがばれてくよー!!!」

「だって、おじさんだしー
じゃぁ、自分で歌っちゃおうかなー
あきらちゃんに捧げる曲
コスモス入れてよー

林檎ちゃーん!座って歌うから
マイク持って来てー!!!

あきらちゃんのお父さんてさ
きっと百恵ちゃんのファンだったと思うよー」

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2008年7月 2日 (水)

v13-018 逢いたい

v13-018

♪音符のようにーすれ違ってくのよ
迷子になーった~彼のここーろの中♪

カンパーイ!!!

酒好きのくるみと、ゆりは待ってましたとばかり
グラスのシャンパンをイッキした!!!
秋桜の売り上げが上がるのは実は、この特攻隊のおかげでもある

♪助けてエンジェル
あなたのくれた羽ー愛の元へと運んでくれる♪

「やっぱ聖子ちゃんはいいねー」
と言ってから
今井がグラスに口を付けると
「あーん、まだだめ!
ふたりだけの乾杯をしてから!」
チン!とグラスを鳴らし
秋桜は今井に最高の笑顔をプレゼントした
それは、ささやかなピンドンのお礼なのか…?

一瞬の<秋桜との二人だけ…>に
今井はヨイしれたーーー

ーーーーのだがー

V13018

林檎の歌であっけなく、ヨイはふっ飛ばされてった~

DATE:2008/07/02

昔のSeikoちゃんもいいけど、わりと新しめの曲でもいいのあるなーと思い
逢いたいをオートリバースしてたー
歌詞カードを見てみたら 作詞 松田聖子 作曲 原田真二 だった

・ ・ ・

Seikoちゃんてデビュー前、原田真二のファンだったんだよねーー
あこがれの人と音楽を作れるのってムチャクチャすてきなことだよねー
私より全然、年上の人なのにねー
Seikoちゃんはいくつになっても夢を叶え続けてる

・ ・ ・

そして、その生き方は、いくつになっても夢は叶えられるんだよと
人に夢を与え続けてるんだなーと感じてー

あらためて、松田聖子の歌の、そして松田聖子の生き方のファンになった…

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2008年7月 1日 (火)

Vol.13-17

Vol.13-17

「本当にいいの?今井パパァー?
秋桜のために無理しなくていいのに…」

「無理なんかしてねって
あっちのハゲじじーがドンペリって言ってんだ
ここでピンドン入れなきゃ
あきらちゃん、あっち行かなきゃなんないだろー」

(ふーん、わかってんじゃない)
秋桜はハランナカでニヤリとした

天使のウインクのイントロが流れ出すと、
秋桜はうるんだ瞳で今井をみつめた
V13017
今井はどぎまぎして視線をそらし
「いや、今日はうちのデッドマンブラザーズ連れて来れなかったしなー
あしたライブだからってさー」
とりあえず会話をつなげ
今井はまた、ななめに視線を戻すとー

♪春の海 飛び立てる羽 つけてあげるよー♪

まっすぐに向いていた秋桜のその瞳が今井の視線を釘付けにし
そして秋桜のその指はボーイにサインを送っていたーー!

3!2!1!ポン!!

曲に合わせてピンドンのコルクはハジケ飛び
林檎はステージで踊りだすー

「おめでとうー!!」
って、めでたくもないけど、くるみとゆりは
秋桜のミゴトなテハズに拍手した

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2008年6月27日 (金)

v13-16

v13-16

あきらに抱きつかれ今井はデレデレになったー
「沢尻エリカもいいけどー
今の歌とか、はじめて聞いたしー」

V13016

「私、歌うー!!!」
そくざにデンモクでカラオケを入れて
ステージに向かう林檎と
ピンドンをかかえたボーイがすれちがった

「やだー!本当に、ピンドン来ちゃったよー
パパァー!どうする?」
あきらの言葉をたたみ込むように
「ありがとうございます」とボーイが片膝ついたー

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2008年6月24日 (火)

v13-15

v13-15

「うっ!!!ひょー!!!!」
あきらの、べつに…を聞いて
今井はわけのわからない雄たけびを発した

( たかだか、ピンドン一本入れたくらいで
まじ、べつにーーって感じだしーー)
と、あきらは内心そう思ってたが

「ボーイさーん!
ピンドン、一丁!ヨロシク!」

「ラーメンじゃねーっつうの!」
林檎があきれた声で言うと
「ナイスつっこみ!
林檎とキャプテン、夫婦漫才みたいだね」
ゆりの言葉に、あきらが反応し
「メオトとか言うのやめてー」
と、すかさず今井に抱きついた
V13015



「それいい!次、だれか聖子ちゃん歌ってー!!!」

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2008年6月22日 (日)

v13-14 少女の頃に戻ったみたいに

仕事で日比谷に行ったから10年ぶりくらいに日比谷図書館に行った
ものすごく懐かしかったー3年くらい毎日のように通ってたからねー
ちょうどおととい再会したタカちゃんとザギンで働いて頃だし
朝方、家に帰るのに9時には日比谷図書館行ってたっけー
朝一で行かないといい席が取れなかったからね
何してたって、漫画描いてたのー
家にいたら寝ちゃうし、やる気しぼりだすのも難しいしー
一日、図書館にいて図書館から出勤してたー
今思えば恐ろしく過酷な生活だったかも
まだ希望があったからできたんだろうね
私ってば、こんな人並みはずれて異常にがんばって
三年後にはチョー売れっ子になっちゃったりしてねー
なんてマジで考えてたし
変わらない窓からの風景を見ながらいろんなこと思い出した
恋愛することも漫画家になるまでおあづけにしてて
テレビもおあづけだったしタカちゃんからもらったテレビ
3年間、玄関におきっぱだったっけー
思い出すほどグアイ悪くなる
なんちゅう、さみしい生き方しちゃったんだかね~
あれから、途方もないような時間が流れて
ひとつ出た答えは
夢は叶う人と、叶わない人がいるってこと
誰もが自分はいつか夢を叶えられると信じるけど
半分くらいの人は、かなわないままに長い年月すごして
自分が叶わない方の人間だと気づく頃には
長いクロウが悲しみを顔に刻んで
笑い方も忘れた人間になってる…

今の私は何を願って生きてるだろう?
また、叶わないことを願ってるんじゃないの?

10年後、もしもまたこの思い出深い図書館に来たら
また、やっぱり叶わなかったわーって
同じ風景を見て人生を儚むんじゃないの~?

10年後の私は…
何をして楽しんでる?
生きる喜びをどうやって感じてる?
笑顔を取り戻してる?

おとといテンションあげあげで遊んだ反動かー
ひさびさドツボのウツまで落ちたし

帰りの電車の中でー
最近いつも聞いてるMoon Cryingを歌ってみようかと
はじめて一人でカラボに入ってみた
Moon Cryingはずるずるだったけど
日比谷図書館に通ってた頃いつも聞いてたけど
一度もカラオケで歌ったことがなかった
ZARDの少女の頃に戻ったみたいにを
うまく歌えるまで何度も練習してみた…

V13014

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2008年6月20日 (金)

v13-13

v13-13

V13013



DATE:2008/06/20

きのうは10代の頃いっしょに2丁目で遊んでた友達が
今、ニューハーフクラブのママをやってると聞いて
NEWHALF LIFE STORYの応援団長まーちさんを誘って
六本木にくりだしたー
10年ぶり(?)に会ったタカちゃんがあややに似てて
めっちゃビックリよーとぶちかますと
あらーももちゃんもミキティに似てきたんじゃないー
と、おかえしが来たが、言うまでもなく二人の会話に
まわりはどんびいてたけどねー
二人でユニットを組むことにしたわGAMに対抗してGOMよー

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2008年6月17日 (火)

v13-11 Destination Nowhere

v13-11V13011

「日本一は、ないんじゃねー!」
林檎は内心マジぎれたー

ガハハハハ・・・・!!!
店中に笑いがおきた-
関内のMidNightFrowersは
横浜ではかなり大きいキャバクラで
在籍150常時50人以上のキャバ嬢が出勤してる

「歌ってる人に対して、そーゆーのってヒヤカシだよ!」

「ごめんごめん…そんなつもりじゃなかったんだよー」
今井はとりあえず林檎に、ひらあやまりした

ボックス席20、今夜も50人以上の客入りで
あきらが歌い終わると拍手喝采がおきてた

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2008年6月11日 (水)

v13-9 Everything

v13-9

V139

「てか、すごいねー何人いんの?
みんな女子高生?」

「うん、みんな彩ちゃんのこと見たいって言うからさー」

小さい画面の中にガンクビそろえた女子高生たち見て
彩は映画のゾンビを連想してたが・・

「なになに???女子高生?おれの大好物じゃん!!」
ジュオンが横に来てカメラに映りこんだ

「どうもーオナベのジュオンです!」

「キャー!!」
「オナベー!!!」
「うっそー!!ヤマピーに似てないー?」
「マジー!!!なんかクロサギっぽいしー!!!」

マックの窓ぎわの席は…
あまりのうるささに、まわりからヒンシュクをかっていたーー

「ねー!彩ちゃん明日のライブ、ひとりで行くの?」

「あら、もしか一緒に行くおさそいだったー?
せっかくだけど明日は潤と行くんだわよー」

「そうなんだー、じゃ、明日はEverythingに直行だねー」

「うん、明日Everythingで会おうねー
ってか、テレビ電話、高いからもう切った方がよくない?」

「そう言えばそうだー!!!」
蜜柑があせって携帯を切りかけるとー

「あっ!!ちょっと待って!最後に決めゼリフやらせて!」
ジュオンが彩の携帯を取り上げて画面にむかい
「ヤマピーのクロサギっぽくやるからね!」
と、前振りしたあとカメラにむかって決めゼリフを・・・

「君たち全員!ひとりのこらず
ジュオンが飲みほしてみせる!!!」

プツっと、横から彩が電話を切りー
ぜんぜん決まってないし~と、思ったがーーー

マックの窓際の席はー
原爆が投下されたがごとくの大惨事となっていたーーー

DATE:2008/06/11

小説にしたら、カンカン進むかしら?って思ったらーー
思いもよらないことで時間がかかったりする・・・
今までライブハウスの外観ってテキトウに写メ、使ってたけどー
小説にしたら店の名前が必要になったりしてーー
ライブハウスって外国の町の名前が多いからテキトウに、
いい感じの町の名前ないかな?って考えてたら、
かっこいいのって、すでに店になっちゃってるよねーーー
こってり考えても、いいの出てこないしーってかー
私、外国くわしくないしー
逆に横浜っぽいのないかなーって考えたら
赤レンガ倉庫前で歌うMISIAが浮かんできたんでー
Everythingにしたーーー
ネーミングって、にがてだしーーー
ライブハウスの名前考えるのに1時間かかっちゃったわーーー

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2008年6月 7日 (土)

v13-8

v13-8

V13008







マックの窓際の席では
奇声があがってたー

「彩ちゃーん!はろー!今どきの女子高生、みかだよー!」

「わかってますーテレビ電話なんだからー」

DATE:2008/06/08

去年の11月からピアノ習い始めてー
もう半年以上たってんのよねーーーshock
うっそーー!って感じーーbomb
一年で終わるはずの初心者テキスト60ページが
まだ17ページしか進んでないしーーー
どーゆーことよ????ーーーみたいな…
半年後には路上で川嶋あいのコピーやるつもりだったのにー(うそよ)

あした、初の発表会だってのにねーーー
今日、ひさびさキーボードさわったわ、ホコリかぶってたしー
あしたは、イチヤヅケのぶっつけ本番だわよーーー
…って私、めちゃ本番よわいタイプだしー
どんだけ、めちゃくちゃになるだろうーーー

だけど、全然あせってないんだよねーーー
どうせ、何十年後かはあるていど上手になってんだろうし
その時になって、振り返ったらーーー
あしたは、よりメチャクチャになっちゃった方が
いい思い出になるものなのよーーー

なんちって、三年後もっとホコリかぶってたりしてね・・・

それでも、
毎日いい思い出づくりをしながら生きて行けたらーーー
それでいいかも・・・

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2008年5月22日 (木)

V13-4

V13-4V13004

DETA:2008/05/22
やっぱ小説むずかしいかも…
描いた方が早かったりしてーーー

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2008年3月13日 (木)

GRADUATE FROM YOU

あ~した、春が来たら~♪ってー
ここ何年か…この季節になるとー
松たか子が聞きたくなるのよねー
サクラ・フワリとか、桜の雨、いつか とか…
シングルじゃないけど松たか子作詞作曲のdaysとか---
end rollとか---エールとか---
名曲って、何年たっても名曲なのよねーーー
松たか子って言ったら女優で曲は、あまりパッとしないと思ってる人
多いんだろうけど実はスゴ~いシンガーソングライターなのよー !
    と、叫んでみてもー
最近では桜と言ったらコブクロになちゃったよねーーー

サクラをテーマにした詩は、私も一度、書きました…
Vol.5のラスト、潤がライブ中に自分がバンドから抜けること告知して
最後に歌う場面のバックにのせてます
もとは漫画とは関係なく日記に近い感じで出来た詞で
とくに曲としてのイメージはなかったんだけど
まぁ、悲しい失恋の詞では、あるわけでーーー
ハードに力いっぱい歌ってる潤のバックにのせんのは
ちょー違和感あったのよね…
でもその時は、ネットにはのせないページだし、
ま、いっか~て感じだったーーー

それって、いったい何年前よー?
もう五年くらいたってんのかなーー?
ものすごい久しぶり、Vol.5読み返してみて
思い出をかぞえて桜の河原を一人歩いたこと思い出しながら
ラストページを見たら…

潤の力強い歌声が聞こえる気がした!

この詞はハードロックな曲に乗っている !

だれか、この詞をハードロックに出来る人--- !!!
どこかにいたらメールくださいな♪
sakkyokushitayo@dj.rmail.ne.jp

Graduate_from_you       








   

GRADUATE FROM YOU

かわいい指輪を買ってくれたね…
ひとつひとつ思い出をかぞえてみる

ずっと あなたの横を
歩いて行けると思ってた

あなたと わかれてからも
つらいことがあったら電話したね…
いつも励ましてくれて ありがとう

河原の桜がきれいだよと
メールをくれたことあったね…
何気ないことが嬉しかった

I GRADUATE FROM YOU
出会った頃と同じ 桜の季節
私は あなたを卒業します

料理を作った日 新婚みたいと笑った…
数えきれない思い出をたどってみる

あなたに彼女が出来てからも
私の誕生日 祝ってくれたね…

躓くたび あなたを求めた
そのたびにいつも支えてくれた
だけど もう卒業しなきゃね…

いつかふたりで来たかった
あの日に あなたが歩いた河原
ひとりで歩いてみることにしたよ

I GRADUATE FROM YOU
出会った頃と同じ 桜の季節
あなたを卒業するために

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2006年8月27日 (日)

v1111

V1111はじめて花を買った日から半年がすぎたー
きのうも仕事帰りに何か買って帰ろうと店先の花をみわたしてたら
中からカレが出てきて笑顔でこんちはーと声をかけてくれた

さいしょの頃は私に対してどんびきなのが
あからさまにわかったのに
だいぶ警戒心がうすれてきたみたいねーしめしめ…
って、そうじゃなく

私はいつも無表情で花を買って帰るけど
むけられた笑顔には笑顔を返さないと
そのうちギクシャクしてくよねー

でもそれは私にとってニガテ科目だし
がんばってムリをして不自然な笑顔を作っても
カレがまた、どんびくことは目に見えている…

きのうも私は無表情な顔で
過ぎ去る夏に未練がましく咲いてる
売れ残りのハイビスカスを買って帰ったーーー

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